太陽を食べる・地球を食べる

 ここで紹介する貝達は、私たちが想像するような「食事」はしません。そのかわりに、共生する他の生きものの力を借りて、栄養を得ています。

太陽を食べる貝
シャコガイの仲間は、体表の細胞の間に単細胞の藻類を共生させています。この共生藻は、シャコガイ類の出す二酸化炭素や老廃物を栄養源とし、太陽の光によって光合成を行い有機物を作ります。シャコガイ類は、共生藻から栄養を得ています。
シラナミガイ

地球を食べる貝

 深海底のわき水の周りに住むシロウリガイの仲間は、体内に硫化水素を酸化する細菌を共生させています。共生細菌はシロウリガイの出す二酸化炭素とわき水の中の硫化水素などを利用して化学合成により有機物を作り出し、シロウリガイはこの有機物を栄養としています。
ナギナタシロウリガイ
(写真提供:海洋科学技術センター)

貝類とは

植物を食べる

動物を食べる

懸濁物や沈殿物を食べる

歯舌

クイズ


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