浅井が、珍しく光に向かって描いた作品で、ためらうことのない大まかなタッチは、バルビゾン派の作品に通じるところもある。また、来日した頃のフォンタネージは、沈み行く夕陽に向かう逆光線の風景画を描いていており、師のような視点を意識した作例との指摘もある。