<自然の地形景観を主題にした空中写真>
海食崖 平滑な海岸線 屏風ヶ浦 (銚子市)   空からみた千葉県topへ 
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  小櫃川河口と小櫃川三角州 

銚子市
屏風ヶ浦
南東から
06201

銚子市
屏風ヶ浦
南から
06202

銚子市

南から
02701
撮影 1987年10月、88年1月

解説
銚子半島の先端に硬い中生代の岩石が岩礁となって海上に出ています。そのため、その岩を先端にして、緩やかなカーブを描いて屏風ヶ浦から九十九里へと海岸線が延びています。
屏風ヶ浦は,現在直接下総台地が海食を受けているところで、地層がやわらかいため、垂直な崖となり、海岸線は凹凸のない滑らかな曲線になっています。
屏風ヶ浦から削られた砂が、沿岸流で運ばれて九十九里浜方面へと流れ、九十九里の平野を作る材料となりました。

写真1,2で見られるように、崖は、下部の飯岡層という泥岩層と上部の香取層という下総台地を作る砂層からできていて、地層によって微地形が違います。

写真3では、下総台地を侵食していた河川の谷が、屏風ヶ浦の崖の形成によって、断ち切られているのがわかります。