<人の手の入った自然+人工景観を主題にした写真>
川廻し地形と穿入曲流 〔市原市〕                           空からみた千葉県topへ 
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市原市
国本の白尾
南から
02801

市原市
国本の白尾
南から
02802
撮影 1987年10月
<解説>
上総地方南部の河川は、穿入曲流といわれる、曲流しつつ下刻していくという形式で侵食しています。

この地形を利用して、以前川の流れていた曲流跡を水田化するために、トンネルや掘割を掘って、行われた河川の短絡工事を、川廻しといいます。
川廻しは、上総地方で450地点もあり,江戸時代中期から明治時代初期にかけて盛んに行われました。

関東近県では見られない、上総地方を特徴付ける地形景観のひとつです。

 写真1、2 写真中央に、平面が水滴形をした曲流後の水田がみられますが、そこが川廻し以前の曲流跡です。
その上流下流も、曲流していることがわかります。