<人の手の入った自然+人工景観を主題にした写真>
利根川平野の輪中 (本埜村布鎌輪中)                空からみた千葉県topへ 
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栄町
布鎌酒直
北東から
03601
撮影 1987年10月
<解説>
輪中というと、長良川の方にしかないと、思われるかもしれませんが、千葉県の利根川沿岸にはたくさんあります。
その代表的なものは、栄町の布鎌の輪中です。
写真:右手の川が利根川。手前の川は印旛沼の排水をしている長門川。左端の川は将監川。
輪中は、利根川と将監川に囲まれ、高い堤防が回っています。
写真で、緑に見える線は道路になっている昔の堤防です。
宅地は輪中内の微高地や堤防沿いに土盛りして作られています。
以前の生活を聞くと、このような低地の村では、水防は勿論ですが、日常的には、飲み水の確保、
里山がないので燃料の確保などが大変で苦労したところであるとのことでした。




写真安房地方の沿岸は、過去5000-6000年前からの海岸段丘と、当時波が削った海食崖が隆起して
連なっています。
段丘は大きく4段に分けられていますが、いずれも大地震の際に隆起したものです。

隆起する前がう岩の磯浜海岸だったか、砂の砂浜海岸だったかで、だいぶ形が違ってきます。

上の白浜町野島崎は、1703年の元禄大地震で、今まで離れ島だった野島が陸続きになってできた岬です。海岸段丘の作る平野の後ろに、壁のように直線的に急崖が続いていますが、隆起した過去の海食崖です。

下の千倉町沿岸も、何段かの海岸段丘があり、背後に海食崖があります。