Porina exasperatula Vain.
シャカトウマルゴケ
A~C,乾燥標本/ 樹皮上に生える.痂状の地衣体はごく薄く,多少とも黄褐色で目立たず,しかも子器が小さく,とても目立たない上に,シイやカシなどの常緑広葉樹の樹幹(つまり日が当たらず暗い)によく生えるため,見過ごされやすい.子器がせいぜい直径0.3mmの半球形からほぼ球形になる種はマルゴケ属Porinaには多いものの,本種のように地衣体と同様の黄褐色となる種は,樹皮着生あるいは岩上生種には他に知られていない./ 樹幹上,東京大学千葉演習林