房総の地衣類

Psoroglaena cubensis Müll.Arg.

ムキミゴケ

種の記載等・・・「日本の地衣類(ウェブ図鑑)」から
ノート
非常に微細な鱗片状地衣で,発見が困難な種.新鮮時は鮮やかな緑色で,これをGAW液で封入したプレパラートを生物顕微鏡で観察し,表面に生じるパピラを確認する事で同定できる(文献).
【文献】原田浩. 2023/ 日本地衣類誌(9). Psoroglaena cubensis ムキミゴケ./ Lichenology 21: 19-24.
標本の拡大写真等
標本1)Harada 34021
ph ph ph
A B.中央付近が本種.左上の,棘状の突起を生じているのはAgonimia opuntiella サボテンツブゴケ C
ph    
D.非常に微細な鱗片状    
生物顕微鏡下の拡大写真
標本1)Harada 34021
ph ph  
A.地衣体.分枝の先端付近の表面にパピラを生じている.(GAW標品) B.Aからピントをずらした.共生藻と,菌糸細胞1層からなる皮層が区別できる.