房総の地衣類

Cladonia rei Schaer.

ヒメレンゲゴケ

種の記載等・・・「日本の地衣類(ウェブ図鑑)」から
【文献】小竹ひとみ・原田浩・坂田歩美・今西(清水)由巳・清水公徳.2020./ 日本産のCladonia ramulosaはCladonia reiか?ITS領域からの示唆./ Lichenology 18(2): 45-50.
生態写真
1)もろい岩上,地上
ramulosa ramulosa  
A.乾燥/ 基本葉体は小さなうろこ状.そこから伸びる子柄はほとんど分枝せず,表面には細かな鱗葉を密生する.この写真では,多くの子柄の先端にお皿状の盃をつけ,更にその縁から伸びた短い分枝の先端に褐色の子器をつけている./ 地上,南房総市 B.半乾燥/ 多くの子柄に,褐色の子器を生じている./ 地上,東京大学千葉演習林  
2)ウメの樹幹上(市原市民の森)
ph ph ramulosa
A B C
標本の拡大写真等
標本1: Sakata 5912
ph ph ph
A B.子柄先端に褐色の子器を生じている C
ph ph ph
D.子柄先端に生じた盃.淵から伸びる突起の先に,暗褐色の粉子器を生じている E F.子柄表面は顆粒,あるいは小さな鱗葉が多数つく
ph ph  
G H.基本葉体はやや幅が狭い I
標本2: Sakata 5946
ph ph ph
A B C
ph ph ph
D E F.ほとんどの子柄には,先端に盃がある
ph ph ph
G.子柄先端に盃を生じる H I
ph ph ph
J K L.盃
ph    
D.盃の縁から伸びる突起の先に,暗褐色の粉子器を生じている E F