調査研究事業

閉じる

 
●2.調査研究事業「地衣類の分類・多様性に関する研究」

【内容】主に日本産の,分類学的に未解明な,あるいは問題のあるグループについて分類学的に明らかにします.年度ごとに課題名は多少とも変わっていますが,開館当初から実施しています.共同研究員・市民研究員等と協力して実施しています.

◆◆過去の話題

★2020.03.吉川裕子さん(共同研究員)・泉宏子さん(市民研究員)等は,北限となる群馬県のフクレヘラゴケ(Thysanothecium scutellatum)を発見し,報告しました.

★2020.03.市民研究員の田中慶太さんは,長崎市滝の観音の地衣類相を明らかにし,報告しました.多くは,長崎県から40年以上記録のなかった種でした.

★2019.08.共同研究員の綿貫攻さんは,中国雲南省産の広義スミイボゴケ属(ピンゴケ科)のスクルプトルミナ ユンナンエンシス(Sculptolumina yunnanensis)を新種発表しました.

★2019.08.市民研究員の牧野純子さんは,日本で2例目となるニセクボミゴケ(Megaspora verrucosa)を長野県で発見され,詳細に報告しました.

★2018.12.市民研究員の松崎務さん等は,長野県新産となるムカデゴケ科の2種を発見しました.

★2017.12.グレオヘッピア(Gloeoheppia)を雲南省から中国新産として報告しました.

★2017.12.レプトギウム インシグネ(Leptogium insigne)を台湾からアジア新産として報告しました.

★2017.12.サワハリイボゴケ(Bacidia inundata)を,岐阜県産の標本に基づき日本新産として報告しました.

★2017.06.クロウメボシゴケ(Trypetheliopsis yoshimurae)を,静岡県産の標本に基づき新種発表しました.

★2017.06.ヒゲニセゴマゴケ(Anisomeridium throwerae)を,鹿児島県産の標本に基づき日本新産として報告しました.

★2017.06.コガネツブミダイダイゴケ(Caloplaca cerina var. chloroleuca)を,北海道産の標本に基づき日本新産として報告しました.

★2016.12.イズノコザラゴケ(Gyalidea izuensis)を,静岡県産の標本に基づき新種発表しました.

★2016.08.オオスミコザラゴケ(Gyalidea oosumiensis)を,鹿児島県産の標本に基づき新種発表しました.

★2016.08.中国雲南省の金沙江流域のミドリゴケ属(Endocarpon)の分類を明らかにし,報告しました.

★2016.08.中国雲南省の金沙江流域から,サボテンツブゴケ(Agonimia opuntiella)を報告しました.

★2016.01.日本産の岩上生のマンジュウゴケ属(Strigula)の分類を明らかにしました.

★2016.01.日本産の淡水生被果地衣類の検索表を発表しました.

 
(これ以前は準備中)

閉じる