千葉県立中央博物館における地衣類関係の活動
  当館では1989年(平成元年)の開館当初から地衣類の担当者を配し,地衣類に関する様々な活動を行ってきました.ここでは,その活動の様子を4つの事業の種類にまとめ,紹介します.さらに詳しくご覧になりたいときは,左の目次から各事業のページに移動できます.
 
●調査研究事業  

●調査研究事業「房総の地衣類誌」

千葉県内の地衣類について明らかにし,記録します.


●調査研究事業「地衣類の分類・多様性に関する研究」

千葉県以外の地衣類についても,主に分類学的な問題を明らかにします.

房総の地衣類誌

研究には

実体顕微鏡と

生物顕微鏡を使用する

 
●資料収集,整理保存事業  

調査研究事業によって収集した地衣類,また参照を目的とした地衣類など,目的に応じて資料を収集し,標本にします.

収集・作製した標本は同定した後に,第3収蔵庫内の所定の場所に配架し,いつでも使用できるようにしておきます.

地衣類標本庫

第3収蔵庫内の

地衣類標本を収めた一角

 
●展示事業  

●企画展示(企画展,季節展,ミニトピックス展など)

地衣類を主題にした企画展示を開催したり,幅広い分野を扱う企画展示で地衣類を扱うこともあります.また,ミニトピックス展等で,地衣類に関する調査研究の成果を紹介することもあります.

 

●常設展

常設展では,分類展示室と自然と人間のかかわり展示室で,地衣類を紹介しています.

雲南の地衣類

「雲南の地衣類」

(2010年)の

会場入り口

 
●教育普及事業  

●講座・観察会等

開館以来地衣類をテーマとする講座と観察会を数多く開催してきました.

 

●友の会と中央博サークル

友の会のコケサークルでは,センタイ類とともに地衣類を対象に観察会や研修会を開催しました.友の会解散後は,中央博サークルとして「コケサークル(地衣類)」を運営しています.

サークル

「コケサークル」の

観察会

 
 

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2019年3月,公開.制作担当:原田浩.