(令和4年春の展示).会期2022年(令和4年)1月8日~5月8日.(主担当:坂田歩美.副担当:原田浩)
苔がついた松や梅は,苔松苔梅と呼ばれ,お正月のおめでたい「生け花」として珍重されます.この苔や主にウメノキゴケの仲間,つまり地衣類です.苔松苔梅をはじめとする,日本文化に現れた苔(地衣類)を紹介しました.
(平成21年度春の展示).会期2010年(平成22年)3月13日~5月9日.(主担当:原田浩)
中国雲南省周辺は,東アジアで生物が最も多様な地域だと考えられています.そこに地衣類の研究のため,当館職員原田が1994年から2009年にかけて6回訪れました.その時に得た地衣類標本,撮影した写真等によって,多様な雲南の地衣類をはじめ,自然等について紹介しました.
「4.雲南=地衣類の楽園」から
巨大なナメラカブトゴケなど
「5.雲南の地衣類いろいろ」から
拡大写真とその標本
「7.地衣類のお茶」から
雪茶と紅雪茶
(平成14年度企画展).会期2003年(平成15年)2月15日~5月18日.(主担当:原田浩)
地衣類ってなんだろう?そんな素朴な疑問に答えながら,驚くべき生き物であり,また案外身近な存在でもある地衣類について,様々な面から紹介しました.
「地衣類って何だろう?」から
「地衣類の体から取り出し培養した共生菌 共生藻」
トピックスの一つ「岩茸(いわたけ)」
「房総丘陵はすごい」から
「植物・菌類を調べる」,「房総丘陵で見つかった新種」等
左の写真の,中央の平置きケース.地衣類のタイプ標本は1週間ごとに交換した
★「伊豆・小笠原・マリアナ島弧の自然」(H7年度特別展,1995年).調査した北マリアナの地衣類を紹介.
★「分類展示室」では,生活史と写真,含浸標本*とで地衣類を紹介しています.(*実物を,新鮮な時の色を再現するよう着色処理しています)
★「自然と人間の関わり展示室」では,大気汚染や都市化により地衣類がいなくなること,また都市に生きる種類があることなどを,センタイ類とともに紹介しています.