1)緑藻
・トレボウクシア Trebouxia: 単細胞性の緑藻.細胞中央に大きなピレノイドがある.1細胞が16(あるいは8,32)の細胞に分割し殖えるため,地衣体内では娘細胞が密集したまま球形をなす状態がしばしば観察される.
ムカデコゴケ Physciella melanchra
の粉芽:ピレノイドがよく見える
アステロクロリス Asterochloris: ハナゴケ属 Cladoniaに多いフォトビオント
Cladonia
ミルメキア Myrmecia: ドロヒメカワイワタケ Catapyrenium squamulosum
ドロヒメカワイワタケ Placidium squamulosum
コッコミクサ Coccomyxa: アオシモゴケIcmadophila ericetorum
アオシモゴケ icmadophila ericetorum
エリプトクロリス Elliptochloris: イワニクイボゴケ Ochrolechia parellula
イワニクイボゴケ Ochrolechia parellula
・スミレモ科 Trentepohliaceae: 糸状の緑藻.地衣体内では糸状体であることが分かりにくいことが多い.Trebouxiaよりも細胞が大きいことが多い.
サワノマルゴケ Porina ulceratula
の地衣体断面
ヒメマルゴケ/Porina tetracerae var. tetracerae