#020 Pseudephebe pubescens (L.) M.Choisy

【外部形態等】地衣体は概ね樹状で,等長ニ叉分枝を繰り返し,重なり合い,分枝が密集した,暗褐色の低いクッションを形成する.分枝は基部では幅1mm程度になり多少とも背腹性がある(扁平)が,それを除けばほぼ円筒形で,先端に向かい徐々に細くなる.粉芽・裂芽を欠く.子器は明らかなレカノラ型で,分枝よりもはるかに大きくなり,直径1cm近くになることもあり,子器盤は地衣体に色は類似する.

【フォトビオント】Trebouxia

【化学成分】ー

【分布と生態】高山の岩上に生育する.北海道~四国(文献1).

タカネケゴケ/高嶺毛苔

Pseudephebe pubescens (L.) M.Choisy

【異名等】Alectoria pubescens (L.) Howe
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.
執筆:原田浩,2021