#021 Solorina crocea (L.) Ach. | |||||
【外部形態等】地衣体は葉状,基物に概ね圧着する.裂片は不規則に分枝し,接するか,わずかに重なり合う.背面は灰緑色か多少とも褐色を帯び,概ね平坦で平滑,多少とも光沢がある.腹面は光沢がなく,橙色の色素が鮮やかで,裂片縁部が多少とも立ち上がった部分では表面からも橙色が目立つ.子器は裂片中央に生じ,地衣体に埋もれ,子器盤は赤褐色で地衣体とほぼ同じ高さ,平坦,光沢がある. 藻類層は2層あって,上の層には緑藻,下にはシアノバクテリアが分布する. 【フォトビオント】緑藻+シアノバクテリア(2層のフォトビオント層) |
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【化学成分】ソロリン酸,ノルソロリン酸(文献1) 【分布と生態】高山の地上に生育する.北海道~本州(文献1). |
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アカウラヤイトゴケ/赤裏灸苔 Solorina crocea (L.) Ach. |
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【異名等】ー | |||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. | |||||
執筆:原田浩,2021 | |||||
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