#023 Stereocaulon apocalypticum Nyl. ex Midd | |||||
【外部形態等】地衣体は樹状.擬子柄は高さ2~3cm程度,基物から立ち上がって密集し,半球形の団塊状のマットを形成する.擬子柄はわずかに分枝し,表側は板状の棘枝で覆われ,裏側は裸出する(団塊の中のため現地では外からは見えない).棘枝は平坦で,表側は灰色を帯びた緑色で,白く縁どられ,時に幅5mmを超え,擬子柄の成長に伴い分裂していくようである.棘枝が板状で大きいのと,樹状部が見えないため,鱗片状地衣に見える. 【フォトビオント】Trebouxia?+Nostoc(頭状体) |
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【化学成分】アトラノリン,ロバール酸(文献1) 【分布と生態】高山の岩上に生育する.本州中部(文献1). |
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ヒロハキゴケ/広葉木苔 Stereocaulon apocalypticum Nyl. ex Midd. |
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【異名等】ー | |||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. | |||||
執筆:原田浩,2021 | |||||
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