#060 Hypogymnia hypotrypella (Asah.) Rass. | |||||
【外部形態等】地衣体は葉状,時に直径10cmを超える.裂片は幅は概ね3~5mm(時にさらに幅広い),中空で袋状で,背面・腹面とも膨れ,目立った偽根を欠き腹面で直接基物に付着するように見える.背面は突出し,黄緑色,あるいはわずかに黄色を帯びた灰緑色,ほとんど平滑,時に多少とも割れ,粉芽化する.腹面はほぼ黒色,円形の穿孔がある. |
|||||
【化学成分】ウスニン酸,フィソッド酸,フィソダール酸(文献1). 【分布と生態】主に亜高山帯の針葉樹林において,樹幹や枝に着生する.北海道~本州中部(文献1). |
|||||
リボンゴケ/りぼん苔 Hypogymnia hypotrypella (Asah.) Rass. |
|||||
【異名等】ー |
|||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. | |||||
執筆:原田浩,2021 | |||||
|