#080 Cladonia vulcani Savicz

子柄には盃を作らず,赤色の子器を生じることから,コアカミゴケC. macilentaに似る.しかし,ウスニン酸を含み黄色を帯びること,子柄先端付近でニ叉分枝を繰り返すことで,後者とは区別できる.また和名が示すように,特殊な環境に生育することもポイントである.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】ウスニン酸,タムノール酸(文献1)

【分布と生態】硫気孔の周辺の,地上などに生育する.北海道~九州(文献1)

 

イオウゴケ(ユオウゴケ)/硫黄苔

Cladonia vulcani Savicz

【異名等】Cladonia theiophila Asah.(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023