#164 Candelaria concolor (Dicks.) Stein

非常に微小な鱗片状地衣類で,黄色を帯び,裂片の縁部が粉芽化する.地衣体が密集し,粉芽を多量に生じる場合には,鱗片状であることを確認することが難しいことがある.広義ダイダイゴケ属(Caloplaca s.lat.)に似た色彩だが,K+紫色にならないことで容易に区別できる.

 

【外部形態等】(準備中)

【内部形態】(準備中)

【化学成分】ー

【分布と生態】暖温帯(丘陵帯)から亜高山帯まで広く分布し,樹幹上,岩上に生育する.暖温帯においては都市部の講演の樹木や街路樹上の樹幹を広く覆う様子がしばしば見られる.

ロウソクゴケ/蝋燭苔

Candelaria concolor (Dicks.) Stein

【異名等】-

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023