#165 Canomaculina subtinctoria (Zahlbr.) Elix

暖温帯に分布する大型のウメノキゴケ科葉状地衣の中では,背面中央部に裂芽を生じることと,縁部にシリアを生じることで,チヂレマツゲゴケParmotrema crinitumに似る.しかし腹面が淡褐色であることで,ほとんど黒色化する後者とは異なる.更に,腹面は,比較的密に生じる短い偽根に混じって,長い偽根を生じるのが独特である.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】

【分布と生態】主に暖温帯の,樹皮上・岩上に生育.

オオチヂレマツゲゴケ/大縮睫毛苔

Canomaculina subtinctoria (Zahlbr.) Elix

【異名等】Parmelia subtinctorium Zahlbr.

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023