#185 Collema pulchellum Ach.

ラン藻地衣,小形の葉状地衣.地衣体はほぼ円形で直径は概ね2~3センチメートルで,ほとんど黒色,背面には小さな丸い膨らみ(パスチュール)を多数生じ,これが放射状に配列し,乾燥時は襞のように見える.しばしば小さな子器を密に生じる.子嚢胞子は非常に細長く,線形,平行多室.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】ー

【分布と生態】山地帯(冷温帯)付近に分布する.非常に湿った場所で,多少とも日当たりがあり,風通しの良い立地の,樹幹上に生育する.

コブクレカワホリゴケ/小膨蝙蝠苔

Collema pulchellum Ach.

【異名等】ー

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023