#188 Cresponea japonica A.Sakata & H.Harada

半日陰の樹幹上に着生する痂状地衣.地衣体は薄く,概ね緑褐色から灰緑色で平滑,光沢はなく,目立たない.子器はレキデア型の裸子器,本属の他の種に比べて,やや密に分布する.子器の縁部は黒色,子器盤は黒色だが,黄緑色の粉霜を被る.粉霜は子器盤から子器縁部の頂部まで分布するのが,日本産本属3種内における特徴.子嚢胞子は披針形で,平行多室.共生藻はスミレモ類の緑藻.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】ー

【分布と生態】千葉県・静岡県(伊豆).暖温帯の常緑樹林の林縁など,半日陰の樹幹に着生する.

ヒメカシゴケ/姫樫苔

Cresponea japonica A.Sakata & H.Harada

【異名等】ー

【文献1】

執筆:原田浩,2023