#195 Diploicia canescens (Dicks.) A.Massal. | |||||
地衣体は,中央は痂状で縁部のみ裂片化するプラコディオイドとされるが,ほとんど葉状にしか見えない.表面の裂片(?)の形状は,コフキヂリナリア(Dirinaria applanata)によく似ているが,表面に粉霜をおおく生じて光沢がないことと,やや褐色を帯びること,やや厚ぼったいことで印象が異なる.
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【外部形態】地衣体は痂状だが周辺部では明らかに裂片化する(プラコディオイド).粉芽塊を生じる. 子器は未見 【内部形態】 |
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【生態】海岸では,桃褐色帯付近に生育.イソクチナワゴケEnterographa leucolytaよりも多少とも暗い場所に分布. 【分布】海岸生としては宮城県・千葉県のみ
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オオバスミイボゴケ/大葉墨疣苔 Diploicia canescens (Dicks..) A.Massal. |
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【異名等】ー |
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【文献】原田浩・成井孝雄・C.F.カルバーソン・柴田承二.1999./ Diploicia canescens(スミイボゴケ科地衣類)の日本における再発見./ 千葉県中央博自然誌研報 5: 97-101. |
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執筆:原田浩,2022 | |||||
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