#197 Dirinaria applanata (Fée) D.D.Awasthi

 

【外部形態】地衣体は葉状,基物に圧着する.裂片は線形で幅が狭く,隣同士で圧着し,境界が放射状の筋として見える.裂片背面は灰緑色から灰白色,裂片中央部に円形の粉芽塊をつける.腹面は黒色で,偽根はごく目立たない. ときにレカノラ型の裸子器を付ける.子器盤は黒色.海岸ではほとんどつけない.

【内部形態】

【化学成分】ヂバリカート酸(文献1)

【生態】樹皮着生・岩上生.比較的日当たりの良い場所に生育する.

【分布】暖温帯に分布する.

コフキヂリナリア/粉吹ヂリナリア

Dirinaria applanata (Fée) D.D.Awasthi

【異名等】ー

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2022