#223 Gyalideopsis japonica H.Harada & Vezda

 

樹皮着生性の痂状地衣.地衣体は概ね灰緑色で連続する.ハイフォフォアが暗褐色の盾状であるのが特徴で,中央から放射状の目立たない暗色の筋が見える.このハイフォフォアによって同定できる.子器は,ハイフォフォアよりも着くことがやや稀で,厚さは薄く,広く圧着し,子器盤は灰色から褐色,縁部は半透明で目立たず,周囲に向かって薄くなる.

 

【外部形態】-

【内部形態】-

【化学成分】

【生態】暖温帯において,様々な樹種の樹皮上で見つかっている(文献1)

【分布】本州(千葉県・広島県)(文献1).千葉県においては南部で頻繁に見つかっており,暖温帯に広く分布する種であるとみられる.

スゲガサゴケ/菅笠苔

Gyalideopsis japonica H.Harada & Vezda, Nat. Hist. Res. 6: 5 (2000).

【異名等】ー

【文献1】 Harada H. & Vezda A. 2000./ Gyalideopsis japonica (lichenized Ascomycota, Gomphillaceae), a new gyalectoid lichen from Japan./ Nat. Hist. Res. 6: 5-8.

執筆,原田浩,2024.