#227 Heterodermia japonica (M.Sato) Swinscow & Krog

中形~小形の葉状地衣.裂片は線形で不規則に分枝し,背面は灰白色,裂片先端の腹面に粉芽塊ができ,これが生長するとめくれ上がる(唇状の粉芽塊).腹面は皮層を欠き,白色.偽根は概ね黒色で,菌糸が束になったような形状をしていて,先で幾つかに分かれることが多い.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】アトラノリン,ゼオリン(文献1)

【分布と生態】本州~九州(文献1).山地帯(冷温帯)を中心に分布し,樹幹や岩上に生育.

クロアシゲジゲジゴケ/黒足蚰蜒苔

Heterodermia japonica (M.Sato) Swinscow & Krog

【異名等】Anaptychia japonica (M.Sato) Kurok.(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023