#234 Hypogymnia nikkoensis (Zahlbr.) Rass. |
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裂片が膨れることが多いフクロゴケ属の中では,地衣体が小さく,裂片が膨れてほとんど円筒形になることなどから,本属で最も普通種であるフクロゴケモドキH. pseudophysodesによく似る.しかし,本種では腹面に穿孔がなく,背面が割れて剥落しやすくなることはなく,日当たりの良い場所の個体ではしばしば褐色化する.
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【外部形態】(準備中) 【内部形態】 |
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【化学成分】アトラノリン,フィソッド酸(文献1) 【分布と生態】主に亜高山帯.樹皮着生.亜高山帯の林縁部など比較的明るい場所の針葉樹やダケカンバなどの枝先にしばしば見られる.奥日光では多い. |
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ニッコウクフロゴケ/日光袋苔 Hypogymnia nikkoensis (Zahlbr.) Rass. |
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【異名等】ー | |||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市. |
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執筆:原田浩,2023 | |||||
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