#237 Hypogymnia vittata (Ach.) Parrique |
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裂片が膨れることが多いフクロゴケ属の中では,裂片が伸長し,基物から垂れ下がる傾向が強いのが特徴で,裂片の先端が粉芽化することもある.これらの形質によりHypogymnia pseudoenteromorpha ナガフクロゴケに多少とも似るが,灰緑色の背面側に比べて,黒色の腹面側が顕著に幅広いため,腹面側に著しく膨れることが多く(ナガフクロゴケでは腹面側が広くないため,膨れない),また,下がった先で,多少とも反り返ることがある.
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【外部形態】(準備中) 【内部形態】 |
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【化学成分】アトラノリン,フィソッド酸(文献1) 【分布と生態】主に亜高山帯.樹皮着生,ときに岩上生.針葉樹や広葉樹の樹幹や枝から垂れ下がって生育する. |
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クフロゴケモドキ/袋苔擬 Hypogymnia vittata (Ach.) Parrique |
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【異名等】ー | |||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市. |
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執筆:原田浩,2023 | |||||
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