#252 Leiorreuma exaltatum (Mont.) Bosch & Staiger

 

モジゴケ科だが,モジゴケ属(Graphis)のように,黒色のラビアはない.地衣体は比較的厚く緑褐色から灰緑色.子器(リレラ)は,果托が顕著に突出し,子器盤は開いて窪み淡色の粉霜をかぶり,伸びた先端は尖り,のちに子器全体が浮き上がり子器盤が広がる傾向がある.これはブナなどの樹幹に着生する大きな個体では著しく,子器盤先端が若干丸みを帯びることもある.この状態では,ナマリモジゴケ(L. vicarians)に似るが,本種では果托(子器縁部)が著しく突出し目立ち,子器盤がこれよりも窪むのに対し,ナマリモジゴケでは子器盤が明らかに突出し,縁部はあまり目立たない.

 

【外部形態】(準備中)

【内部形態】

【化学成分】ー

【分布と生態】暖温帯~冷温帯.樹皮着生.

ヘリトリモジゴケ/縁取文字苔

Leiorreuma examtatum (Mont.) Bosch & Staiger

【異名等】Phaeographis exaltata

【文献1】

執筆:原田浩,2023