#253 Leiorreuma vicarians (Vain.) M.Nakan. & Kashiw.

 

モジゴケ科だが,モジゴケ属(Graphis)のように,黒色のラビアはない.子器(リレラ)は,果托が突出し(表面からはあまりめだたない),子器盤は開いて突出し,暗紫灰色だが類白色の粉霜をかぶり,伸びた先端は丸くなる傾向が強い.近縁のヘリトリモジゴケ(L. leiorreuma)は,果托(子器縁部)が著しく突出し目立つのに対し,子器盤は窪み,伸びた先端がとがる傾向が強いことによって区別できる.

 

【外部形態】(準備中)

【内部形態】

【化学成分】ー

【分布と生態】暖温帯,樹皮着生.千葉県では,コナラやハンノキの樹皮上で見つかっている.

ナマリモジゴケ/鉛文字苔

Leiorreuma vicarians (Nyl.) M.Nakan. & Kashiw.

【異名等】Phaeographis vicarians

【文献1】

執筆:原田浩,2023