#266 Maronea constans (Nyl.) Hepp

 

典型的なレカノラ型裸子器を生じる樹皮着生性の痂状地衣であることから,チャシブゴケ属(Lecanora)に似るが,1子嚢中に無数(20を超える)の子嚢胞子を作ることで,通常は8個しか生じないチャシブゴケ属とは容易に区別できる.暖温帯の千葉県における樹皮着生性のチャシブゴケ属に比べて,子器が小さめで顕著に突出すること,地衣体がイボ状突起で覆われ緑褐色を帯びる傾向にあることで区別できる.

 

【外部形態】(準備中)

【化学成分】-

【分布と生態】国内の分布はよく分かっていないが,暖温帯から冷温帯にかけて広く分布するものとみられる.主に落葉広葉樹の樹幹上,樹枝上で発見されている.

 

アオチャゴケ/青茶苔

Maronea constans (Nyl.) Hepp

【異名等】

【文献1】

執筆:原田浩,2023