#290 Oxneriopsis yeosuensis S.Y.Kondr. et al. | |||||
海岸生Caloplaca s.lat. 広義ダイダイゴケ属の中で本種は以下の形質により特徴づけられる:地衣体は黄色から橙黄色,子器盤は橙色,子器縁部は地衣体と同色で,多少とも凹凸があり放射状の稜(あるいは溝)があったり,一部でイボ状になる,子器縦断切片では子器縁部には共生藻が分布する.
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【外部形態】地衣体は痂状,ほぼ連続するが,割れ目を生じ,周辺部では特に薄い.黄色から橙黄色. 子器はレカノラ型.子器盤は橙色で概ね平坦.すぐ周りには子器盤よりわずかに淡色の果殻が見え,その外側を顕著な果托が覆う.果托は地衣体と同色で,放射状に浅い切れ込みが入ることが多い. 【内部形態】 |
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【化学成分】 【生態】橙色帯 【分布】長崎県(文献1) |
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ニチリンダイダイゴケ/日輪橙苔 Oxneriopsis yeosuensis S.Y.Kondr. et al. |
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【異名等】ー |
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【文献1】 坂田 歩美・原 光二郎・谷川 寛典・谷口 潤・菅原 晴香・木下 薫・原田 浩.2023.日本産海岸生地衣類図鑑(6).ダイダイゴケ科. Lichenology 22 (1·2): 59–74. |
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執筆:原田浩,2021.修正,原田・坂田歩美,2024 | |||||
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