#292 Parmelia isidioclada Vain.

 

Parmelia laevior テリハゴケによく似て,縁部に沿って類円形の擬盃点を生じるが,擬盃点から裂芽を生じ,顆粒状にくずれ,粉芽化することで区別される.裂芽あるいは粉芽によって,擬盃点がほとんど見えなくなることがあるので,注意が必要である.

 

 

【外部形態】(準備中)

【内部形態】

【化学成分】アトラノリン,サラチン酸

【分布と生態】本州(関東以南).主に暖温帯に分布し,主として樹皮着生.

ヤスダゴケ/安田苔

Parmelia isidioclada Vain..

【異名等】ヤスダウメノキゴケ(文献1);Parmelia yasudae Räsänen

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2024