#293 Parmelia laevior Nyl.

 

裂片の背面に線形だが,カラクサゴケ類と違って背面に白斑はなく,縁部に類円形の擬盃点が点在する.裂片は灰緑色でカラクサゴケ類の多くに比べて緑色が強く,背面が樋状に窪む傾向が強い.

 

【外部形態】(準備中)

【内部形態】

【化学成分】アトラノリン,サラチン酸

【分布と生態】北海道~九州(文献1).山地帯から亜高山帯にかけて,主に被着生,ときに岩上生.山地帯の明るい風通しの良い枝によく着生する.

テリハゴケ/照葉苔

Parmelia laevior Nyl..

【異名等】ヒモウメノキゴケ(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2024