#295 Parmelia praesquarrosa Kurok.

 

裂片背面に多少とも線形の白斑があるカラクサゴケ類の中では,裂芽・粉芽を欠き,偽根がスカロース型(盛んに細かく分枝する)であることから,Parmelia subdivaricata に似る.しかし後者では,白斑が顕著に突出することで異なる.冷温帯で最も普通に見られるカラクサゴケ類の一つである.

 

 

【外部形態】(準備中)

【内部形態】

【化学成分】アトラノリン,サラチン酸

【分布と生態】北海道~九州.山地帯から亜高山帯,主として樹皮着生.

ナメラカラクサゴケ/滑唐草苔

Parmelia praesquarrosa Kurok.

【異名等】Parmelia fertilis(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2024