#299 Parmelinopsis minarum (Vain.) Elix & Hale

 

広義ウメノキゴケ属の中でも比較的小さな種.裂片は比較的丸く,不規則に分枝するが伸長せず,末端の裂片ほど幅が狭くなり,幅1~2mm,あるいはそれ以下となる.背面は灰緑色,中央部を中心に裂芽を生じ,裂芽は顆粒状から円筒形,さらにサンゴ状となる.裂片の脇にはシリアを生じる.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】アトラノリン,ジロフォール酸(文献1)

【分布と生態】本州(文献1).暖温帯から冷温帯にかけて広く分布し,主に樹皮着生,時に岩上生.

 

トゲウメノキゴケ/棘梅木苔

Parmelinopsis minarum (Vain.) Elix & Hale

【異名等】Parmelia dissecta;(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2024