#356 Sticta nylanderiana Zahlbr.

緑藻を主なフォトビオント(共生藻)とするカブトゴケ科の葉状地衣.地衣体は大きく,裂片の形などはエビラゴケ類(カブトゴケ属Lobariaのうち網目状の隆起を欠く種:ツヤナシエビラゴケLobaria japonica)によく似る.しかし腹面に盃点があることでこれらとは異なる.また,裂片の先端の斜上する傾向が強い.

 本種は背面に光沢があるが,アツバヨロイゴケ(Sticta wrightii)は光沢がない.

 

【外部形態等】(準備中)

【化学成分】ー

【分布と生態】北海道~九州(文献1).主に山地帯(冷温帯)で樹皮着生.

 

テリハヨロイゴケ/照葉鎧苔

Sticta nylanderiana Zahlbr.

【異名等】

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023
 


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