#366 Thelidium radiatum H.Harada | |||||
マルミゴケ(Thelidium japonicum)に似るが,地衣体は連続し灰白色から灰緑色で,子器先端部が放射状に割れることで異なる.地衣体は,ごく微細な円盤あるいは顆粒の集合からなる,概ね灰緑色の痂状.被子器はほぼ球形で黒く,基部のみが地衣体で覆われ,頂部の孔口付近が白いことがある.被子器壁(切片)は黒色.子嚢胞子は平行2室.
|
|||||
【外部形態等】準備中 |
|||||
【化学成分】ー 【分布と生態】千葉県南部のみ.岩上.暖温帯の林内において,やや明るい日陰の環境の岩上で確認された.
|
|||||
ホシクチマルミゴケ/星口丸実苔 Thelidium radiatum H.Harada |
|||||
【異名等】ホシマルミゴケ(文献1),マルミゴケモドキ |
|||||
【文献1】Harada H. 2013/ The lichen genus Thelidium (Verrucariaceae) in Japan./ Lichenology 11 (2): 53-66. |
|||||
執筆:原田浩,2023 | |||||
|