#376 Tuckneraria togashii (Asah.) Randlane & Saag

ウスニン酸を含み黄色を帯びるアワビゴケ類(Nephromopsis asahinae,N. rugosaなど)の中では,地衣体の裂片の幅が狭く,基物に圧着する傾向が比較的強い.さらに裂芽を生じることで特徴づけられる.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】ウスニン酸,プロトリケステリン酸(文献1)

【分布と生態】本州~四国(文献1).山地帯(冷温帯)~亜高山帯付近に分布する.針葉樹の樹幹や枝に着生する.

 

トガシアワビゴケ/薄皮苔

Tuckneraria togashii (Asah.) Randlane & Saag.

【異名等】Cetraria togashii Asah.(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2021