#377 Usnea diffracta Vain. | |||||
懸垂生のサルオガセ類としては,ナガサルオガセ(Usnea longissima)が亜高山帯を代表するのに対し,本種は山地帯を代表する.ニ叉分枝を繰り返す分枝の表面が規則正しく割れる様子から「横輪」の名が付けられた.
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【外部形態等】準備中 |
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【化学成分】ウスニン酸,ヂフラクタ酸(文献1) 【分布と生態】北海道~九州(文献1).山地帯(冷温帯)付近に分布する.ブナ林の太い枝や幹の上部から長く垂れ下がる様子がかつては各地で見られたようだが,何らかの大気汚染により各地で絶滅してしまったようだ. |
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ヨコワサルオガセ/横輪猿おがせ Usnea diffracta Vain.. |
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【異名等】 |
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【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. |
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執筆:原田浩,2021 | |||||
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