#387 Verrucaria marinomuralis H.Harada

 

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【外部形態】地衣体は痂状.基物上に広がり,不規則に割れ,半ば区画化し,淡灰緑色,あるいは褐色を帯び,ときにほぼ白色,光沢はなく,湿ってもゼラチン化せず,縁部は不明瞭.

子器は被子器.2/3から1/3が埋もれ,ドーム形からほぼ半球形で,直径0.3 – 0.5 mm,ほぼ黒色,わずかに光沢がある..

【内部形態】子嚢層内菌糸系は孔口付近にのみ周糸が生じ,子嚢間にはない.子嚢胞子は1子嚢中に8個生じ,15 ‒ 25 × 8 ‒ 11 µm,単室,薄壁.

【化学成分】報告なし.

【生態】灰色帯に分布.

【分布】千葉県

ハマイボゴケ/浜疣苔

Verrucaria marinomuralis H.Harada

【異名等】

【文献】 原田浩.2020./ 日本産海岸生地衣類図鑑(2).アナイボゴケ科./ Lichenology 18(2): 79-97.

執筆:原田浩,2022