#414 Dictyonema sericeum (Sw.) Berk. | |||||
担子地衣.ラン藻地衣. 同じ属のフランネルゴケ(D. moorei)と同様に深い青緑色のマットを形成するが,半円形からほぼ円形の裂片を形成し,これが浮き上がることで容易に区別できる.構成する基本的な構造は同様で,糸状のシアノバクテリアに菌糸が絡みついたような糸状構造が絡まり合ってできている.裂片の腹面側の白っぽくなる部分で,担子胞子が形成される.
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【外部形態等】準備中 |
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【化学成分】ー 【分布と生態】温暖・湿潤な地域には広く分布するものと思われるが,フランネルゴケよりもより温暖・湿潤な場所を好むものと思われる.渓谷などの半日陰の場所の樹幹上や岩上に生育する. |
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ケットゴケ/ケット(※)苔 (※ブランケットの略.つまり毛布) Dictyonema sericeum (Sw.) Berk. |
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【異名等】ー |
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【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. |
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執筆:原田浩,2023 | |||||
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