#494 Nephroma resupinatum (L.) Ach.

 

シアノバクテリアをフォトビオントとする小~中形の葉状地衣. Nephoromaウラミゴケ属のほとんどの種は,この点で共通しており,裂片の先端腹面に赤褐色の子器盤を生じる.その中で本種は以下の形質により特徴づけられる: 地衣体腹面にパピラを生じ,顕著なトメンタを生じる.類似する種の中では,裂片,地衣体とも大きくなる傾向がある.

 

【外部形態―

【内部形態】―

【生態】主に樹皮着生.湿った場所を好む.

【分布】主として山地帯(冷温帯)~亜高山帯.北海道~四国(文献1)

 

ケウラミゴケ/毛裏実苔

Nephroma resupinatum (L.) Ach.

【異名等】ー

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市.

執筆,原田浩,2024