#519 Cladonia arbuscula (Wallr.) Hale & W.L.Culb. subsp. mitis (Sandst.) Ruoss

【外部形態等】ハナゴケ属,石蕊群の一員.

 亜種として区別されるワラハナゴケC. arbuscula subsp. beringiana は,本亜種とは形態による区別はつかないが,ランギフォルム酸の代わりにフマールプロトセトラール酸(とプロトセトラール酸)を含むことで区別される.

【化学成分】ウスニン酸,ランギフォルム酸(文献1)

【分布と生態】北海道~四国,主に高山と亜高山帯の開けた場所の地上に生育する.(文献1).

ワラハナゴケモドキ/藁花苔擬

Cladonia arbuscula (Wallr.) Hale & W.L.Culb. subsp. mitis (Sandst.) Ruoss.

【異名等】Cladonia mitis Sandst.(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.
執筆:原田浩,2023