#541 Evernia prunastri (L.) Ach.

基物へは基部で固着し,そこから地衣体はニ叉分枝を繰り返し同一平面上に配列し概ね円形となり,水平に伸びだす.裂片は線形で背面はわずかに丸みを帯び,黄色を帯びた灰緑色,腹面はごく淡い褐色で僅かに窪み,類円形の粉芽塊を縁部に沿って生じる.偽根はない.

 同じ属のヤマヒコノリE. esorediosa の地衣体は角張って,樹状に見えるので著しく異なる.

 

【外部形態】(準備中)

【内部形態】

【化学成分】

【生態】樹皮着生

【分布】北海道の山地のみ.

ツノマタゴケ/角又苔

Evernia prunastri (L.) Ach.

【異名等】ー

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023