#544 Haematomma fauriei Zahlbr.

 

樹皮着生性の痂状地衣.Haematommaは暖温帯に多いが,本種に限って冷温帯のブナ林に良く見られる種である.地衣体は灰白色から灰緑色で,多少とも褐色を帯び,概ね連続する.子器はレカノラ型の裸子器で,無柄あるいはやや有柄気味で,基部は顕著にくびれ,子器盤が橙赤色,縁部は地衣体と同色.鮮やかな子器盤の色によって,冷温帯林の他の痂状地衣から容易に区別できる

 

【外部形態】-

【内部形態】-

【化学成分】

【生態】冷温帯(山地帯)のブナ林において,ブナなどの幹に見られることが多い.

【分布】本州・四国.

 

フォーリザクロゴケ/ふぉーり柘榴苔(フォーリは人名Fairieにちなむ)

Haematomma fairuei Zahlbr.

【異名等】ー

【文献1】ー

執筆,原田浩,2024.