#562 Nephroma helveticum Ach. | |||||
シアノバクテリアをフォトビオントとする小~中形の葉状地衣. Nephoromaウラミゴケ属のほとんどの種は,この点で共通しており,裂片の先端腹面に赤褐色の子器盤を生じる.その中で本種は以下の形質により特徴づけられる: 地衣体腹面にパピラを欠き,顕著なトメンタを欠く(トメンタは極めて短い);子器を生じる裂片の縁には裂芽状の幅の狭い(幅約0.1 mm)小裂片が連続する.
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【外部形態― 【内部形態】― |
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【生態】樹皮着生あるいは岩上生.湿った場所を好む. 【分布】主として山地帯(冷温帯)~亜高山帯.北海道~九州(文献1)
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ウラミゴケモドキ/裏実苔擬 Nephroma helveticum Ach. |
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【異名等】ー |
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【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349pp., 48pls.保育社,大阪市. |
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執筆,原田浩,2024 | |||||
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