#575 Parmeliopsis hyperopta (Ach.) Arnold

比較的小形の葉状地衣．裂片は線形で，背面は灰白色，粉芽塊を生じる．日本産広義ゴヘイゴケ属（Parmeliopsis s.lat.)３種の中では，キゴヘイゴケ（P. ambigua）はウスニン酸を含み黄色を帯び粉芽を生じることで，本種はウスニン酸を欠き灰白色であり粉芽を生じることで，ゴヘイゴケ（Imshaugia aleurites）はウスニン酸を欠き灰白色で裂芽を付けることで容易に区別できる．

【外部形態】（準備中）

【内部形態】

【化学成分】ウスニン酸，ヂヴァリカート酸（文献１）

【分布と生態】北海道～本州中部（文献１）．亜高山帯周辺において，主として針葉樹の樹幹上に着生する．