#793 Lobaria sachalinensis Asah. | |||||
網目状の隆起があるカブトゴケ類の中では,緑藻を主な共生藻とすること,粉芽・裂芽・小エッペンを欠くこと,L. orientalis ナメラカブトゴケ,L. linita ウスバカブトゴケに似る.しかしナメラカブトゴケはジロフォール酸(あるいはスチクチン酸,ノルスチクチン酸)を,ウスバカブトゴケはテヌイオリンを含むのに対し,本種はこれらを欠く.
【外部形態等】(準備中) |
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【化学成分】レチゲラ酸A,B(文献1) 【分布と生態】本州~本州北部(文献1).主に亜高山帯に分布し,樹幹上,樹枝上に着生する. |
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カラフトカブトゴケ/樺太兜苔 Lobaria sachalinensis Asah. |
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【異名等】ー | |||||
【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. | |||||
執筆:原田浩,2021 | |||||
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