#805 Cetrelia olivetorum (Nyl.) W.L.Culb. & C.F.Culb. |
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大形の葉状地衣.裂片は丸く,縁部は斜上,灰緑色の背面には小さな点状の擬盃点を生じる.トコブシゴケ属Cetreliaの中で裂片縁部に沿って線状の粉芽塊を生じる3種(本種以外は,コフキトコブシゴケC. chicitae,オリベトールゴケC. olivetorum)の中では,擬盃点が小さいことと,オリベトール酸を含むことで区別される.
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【外部形態】準備中 【化学成分】アトラノリン,オリベトール酸(文献1) |
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【分布と生態】主に亜高山帯で,樹皮に着生. |
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オリベトールゴケ/オリベトール苔(「オリベトール」は含有する「オリベトール酸」から)
Cetrelia olivetorum (Nyl.) W.L.Culb. & C.F.Culb. |
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【異名等】Parmelia olivetorum Nyl. |
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【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市. |
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執筆:原田浩,2023 | |||||
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