#808 Relicina abstrusa (Vain.) Hale

暖温帯以南に分布するウメノキゴケ科の中で,上皮層にウスニン酸を含むため背面は黄色を帯び,裂芽を生じる点で,キクバゴケ属(Xanthoparmelia)に似る.本種では裂片が伸長せずやや丸みを帯びるのに対し,後者ではしばしば類線形になる点で異なる.また,それ以上に,シリアがあって,その基部が膨れることが本種の大きな特徴となっている.

 

【外部形態等】準備中

【化学成分】ウスニン酸,ノルスチクチン酸(文献1)

【分布と生態】-

 

キフトネゴケ/黄太根苔

Relicina abstrusa (Vain.) Hale

【異名等】Parmelia abstrusa Vain.(文献1)

【文献1】吉村庸.1974.原色日本地衣植物図鑑.349 pp., 48 pls.保育社,大阪市.

執筆:原田浩,2023